バックカメラを後付けするとき、一番悩むのが車外から車内へのケーブルの引き込みではないでしょうか。一般的にはリアゲートの内張りを外し、蛇腹ゴムの中へケーブルを通して車内へ引き込みます。ただ、この作業は思った以上に大変で、狭い蛇腹ゴムの中へ配線を通すだけでもかなり苦労します。自分もできるだけ楽な方法はないか探した結果、荷室後端にあるベンチレーションアウトレット(車内換気用通気口)を利用する方法を試してみました。この方法なら蛇腹ゴムへ配線を通す必要がなく、リアゲートをほとんど分解せずに作業できます。実際にやってみると、思っていたより簡単でした。
バックカメラの取り付け位置
今回取り付けたバックカメラは ND-BC9 です。リアナンバープレート右上へ強力両面テープで固定しました。

この位置ならカメラのケーブルをナンバープレート上部の隙間へ引き込めます。ボディへの加工も最小限で済むので、DIYでも取り付けやすい位置だと思います。
ナンバープレート上部のスペースを利用する
ナンバープレートの上には車体内部へつながるスペースがあります。

今回はここから配線通しを入れて、荷室側まで送り込みます。
荷室後端の内張りを取り外す
次に荷室後端の内張りを取り外します。

この内張りはクリップで固定されているので、上方向へ引っ張れば外せます。車種によって多少違いはありますが、多くは樹脂クリップで固定されています。
内張りの裏側
内張りを外すと、このような構造になっています。

この奥にはナンバープレート裏へつながるスペースがあります。今回はこの空間を利用してケーブルを車内へ引き込みます。
通気口(ベンチレーションアウトレット)を利用する
内張りを外すと、車体後部にベンチレーションアウトレットがあります。

ベンチレーションアウトレットは、ドアを閉めたときやエアコン使用時に車内の空気を外へ逃がすための通気口です。今回はこの通気口の横を通してケーブルを引き込みます。
ケーブルを車内へ引き込む
ナンバープレート上部から配線通しを挿入し、通気口付近まで送り込みます。荷室側から配線通しの先端を見つけたら、バックカメラのケーブルをビニールテープでしっかり固定します。そのまま配線通しを引き戻せば、ケーブルを車内へ引き込めます。実際にやってみると、蛇腹ゴムへ配線を通すよりかなり楽でした。また、このルートは一度下へ下がってから上向きに車内へ入るため、雨水がそのまま車内へ流れ込む構造ではありません。さらに通気口を利用しているので、新たに穴を開けたり防水処理をしたりする必要もありません。
この方法のメリット
- 蛇腹ゴムへ配線を通さなくて済む
- 穴あけ加工や防水処理が不要
- DIYでも比較的作業しやすい
特に蛇腹ゴムへ配線を通す作業がなくなるだけでも、作業時間とストレスをかなり減らせると思います。
まとめ
バックカメラの後付けで一番面倒なのが、車外から車内へのケーブル引き込みです。今回紹介した方法なら、蛇腹ゴムへ配線を通す必要がなく、ナンバープレート上部から荷室後端の通気口付近へケーブルを通すだけなので、作業のハードルをかなり下げられます。自分も実際にこの方法で取り付けましたが、想像していたよりスムーズに作業できました。車種によって構造は異なりますが、同じようなスペースがある車なら応用できる可能性があります。バックカメラの配線方法で悩んでいる方にとって、この方法が選択肢の一つになればと思います。
※ 今回、設置したカメラはこちら。
