カーオーディオの音質向上を目指し、ドアスピーカー用の新規ケーブルを通線しました。純正配線を利用せず、メインオーディオからドアスピーカーまで直接スピーカーケーブルを引き込みます。最大の難関は、ドアと車体をつなぐ蛇腹(ゴムブーツ)の中を通線する作業でした。
車両側から蛇腹へアクセス

まずは車両側から蛇腹へアクセスします。蛇腹の車両側入口はキックパネルより少し上の位置にありました。内装を取り外すことで、純正配線と蛇腹の付け根を確認できます。ここから配線通しをドア側へ向かって送り込んでいきます。
純正配線が通る蛇腹を利用

今回の通線では、純正配線が通っている蛇腹内の空きスペースを利用しました。新たに穴を開ける必要がなく、防水性を維持したまま通線できるのがメリットです。配線通しにはシリコンスプレーを吹き付け、滑りを良くした状態で蛇腹内へ挿入しました。
最大の難関は配線通し
実際に苦労したのはスピーカーケーブルではなく、配線通しを蛇腹の中へ通す作業でした。蛇腹の中は見えないため、どこで引っ掛かっているのか分かりません。無理に押し込むと蛇腹を傷める可能性もあるため、力任せに作業することは避けました。そこで蛇腹を直接指で触りながら、配線通しの先端がどこまで進んでいるのか確認します。少し進めては位置を確認し、向きを調整しながら慎重に送り込んでいきました。この作業だけで約1時間かかっています。
ドア側へ到達

試行錯誤を繰り返した結果、ようやく配線通しがドア側へ到達しました。ドア側に先端が見えた瞬間はかなり安心しました。ここまで来れば作業はほぼ完了です。
スピーカーケーブルを引き込む
ドア側へ出てきた配線通しの先端にスピーカーケーブルをテープで固定します。さらにシリコンスプレーを吹き付けて滑りを良くし、車両側から引き戻しました。スピーカーケーブルの引き込み自体は数分で完了しました。
通線完了

無事にドア内部までスピーカーケーブルを引き込むことができました。今回の作業で実感したのは、スピーカーケーブル通線の成否は、配線通しを蛇腹内へ通せるかどうかで決まるということです。
通線後に感じた変化
今回、純正配線を使わずにメインオーディオからドアスピーカーまで直接スピーカーケーブルを接続しました。通線前はツィーターとのバランスを取るために、ツィーターのレベルを下げていました。ところが通線後はドアスピーカーの音量が明らかに大きくなりました。その結果、これまで下げていたツィーターのレベルを上げることができ、全体のバランスも改善しました。正直なところ、最初に感じた変化は音質よりも音量でした。ドアスピーカーがしっかり鳴るようになったことで、システム全体の調整の幅も広がりました。
まとめ
ドアへのスピーカーケーブル通線では、スピーカーケーブルを引き込むことよりも、配線通しを蛇腹内へ通す工程が最大の難関でした。
今回の作業では、
- 配線通しにシリコンスプレーを使用する
- 無理に押し込まない
- 蛇腹を指で触りながら先端位置を確認する
この3点が成功のポイントになりました。
約1時間かけて配線通しを貫通させた後は、スピーカーケーブルの引き込み自体は数分で完了しました。手間のかかる作業ではありましたが、通線後はドアスピーカーの音量向上という効果も実感できました。カーオーディオDIYの中でも達成感の大きな作業だったと思います。

