「デッドニングはやりたい。でもブチルゴムを剥がすのが面倒…」。自分もそう思って、防水シートを剥がさない方法を試してみました。
ドアのデッドニングといえば、防水シートを剥がしてサービスホールを塞ぐ方法が定番です。でも、自分はあえて防水シートを剥がさない方法を選びました。正直なところ、一番の理由はブチルゴムの処理がしんどいからです。一度でも剥がしたことがある人なら分かると思いますが、ブチルゴムは手や工具にベタベタ付いて後片付けが本当に大変です。「もっと手軽にできる方法はないか?」そう考えて試したのが、防水シートを剥がさず、その上からアルミガラスクロステープで補強する方法でした。
防水シートを剥がさないメリット
防水シートを剥がさない最大のメリットは、やっぱり施工が楽なことです。ブチルゴムを触らなくていいので、作業時間も短くなりますし、後片付けもほとんどありません。さらに、この方法なら修理やメンテナンスでドアを分解することになっても、防水シートごと取り外せます。一般的なデッドニングのようにサービスホールをガッツリ塞いでしまうと、整備のたびに制振材を剥がす必要が出てくることがあります。その点、この方法なら整備性も維持できるので安心です。
アルミガラスクロステープで補強する理由
防水シートは薄いビニールなので、そのままだと振動しやすくなります。そこでアルミガラスクロステープを二重に貼って、防水シート全体の剛性をアップさせました。サービスホールを塞ぐ一番の目的は、スピーカー裏から出た音がサービスホールを通って表側へ回り込み、スピーカー前面の音と打ち消し合うのを防ぐことです。今回は完全にサービスホールを塞いではいませんが、防水シートを補強することで音の回り込みを抑え、音質改善につながるようにしています。

外からの騒音対策は内張り側で
外からの騒音を減らすための対策は、ドア内張り側を重点的に施工しました。内張りには制振シート・エプトシーラーをしっかり貼り、スピーカーまわりにはリング状に防音テープを施工。これでスピーカーから出た音が横へ逃げにくくなり、音を効率よく車内へ届けられるようになります。さらに内張り全体をガッツリ制振したことで、ドア全体の重量もアップ。ドアを閉めたときの軽い音がなくなり、「ドンッ」と重厚感のある閉まり方に変わりました。ロードノイズも以前より気になりにくくなり、静音性の向上もしっかり体感できています。

※ ロードノイズ対策は他にもあります。



実際に感じた変化
施工後にまず感じたのは、ドア全体のしっかり感です。防水シートのバタつきが抑えられ、スピーカーの音も以前よりまとまりが良くなりました。特に中低音は引き締まり、ボーカルも聴き取りやすくなった印象です。もちろん、本格的にサービスホールを塞ぐデッドニングほどの効果ではありません。それでも、ブチルゴムを触らずここまで変化を体感できるなら、自分は十分アリだと思いました。
まとめ
本格的なデッドニングを目指すなら、防水シートを剥がしてサービスホールを塞ぐ方法が効果的なのは間違いありません。でも、自分のように「ブチルゴムの処理はできればやりたくない」「手軽に音質改善や静音化をしたい」という人には、この方法はかなりおすすめです。防水シートを剥がさないので施工が楽。整備性も損なわない。さらにアルミガラスクロステープで防水シートを補強し、内張り側をしっかり制振・防音することで、音質改善と静音性の両方を狙えます。
- ブチルゴムを触りたくない人
- 整備性を残したい人
- ガッツリしたデッドニングはハードルが高いと感じている人
まずはこの方法から試してみてはいかがでしょうか。
※ 今回、使用した部材はこちらです。
