カーオーディオの低音強化のため、運転席下へパワードサブウーファー TS-WX140DA を設置しました。シート下設置はスペースを有効活用できる反面、実際に作業を始めると様々な問題が発生します。今回は、後席用エアコンダクトを避けながら設置した方法や、防振対策による音の変化について紹介します。
運転席下に設置した理由
私の車は軽自動車のため、サブウーファーを設置できるスペースが限られています。ラゲッジルームへ設置する方法もありますが、荷室を犠牲にしたくありませんでした。また、純正オーディオ用の電源を利用するため、消費電流にも制約があります。その結果、シート下へ設置できるパワードサブウーファーを選択しました。
シート下に隠れていた後席用エアコンダクト
運転席下へ設置しようとして最初に困ったのが後席用エアコンダクトです。普段はカーペットの下に隠れているため存在に気付きませんが、実際にはかなり大きなダクトが通っています。

運転席下へ設置した状態。一見すると問題なく収まっているように見えます。しかし実際には、サブウーファーの真下に後席用エアコンダクトがあります。

サブウーファーを取り外した状態。中央に見える黒い樹脂パーツが後席用エアコンダクトです。
このまま設置すると、
- ダクトを圧迫する
- 後席への送風性能に影響する
- ビビり音の原因になる
といった問題が考えられます。
木製スペーサーでサブウーファーを浮かせる
そこで木材を加工し、サブウーファーを浮かせるためのスペーサーを製作しました。

木製スペーサーによってサブウーファーを持ち上げ、ダクトを避けています。ダクトを跨ぐように支えることで、ダクトへ荷重が掛からないようにしました。これにより、後席用エアコンダクトをそのまま活かしながら設置できます。
カーペットの上ではなく車体へ固定したかった
スペーサーを作るなら、単にカーペットの上へ置くだけでは面白くありません。そこで、固定力を高めるためカーペットを部分的に切り抜きました。

木製スペーサー分だけカーペットを切り抜き、車体へ固定できるよう加工しました。こうすることで、カーペットではなく車体に直接固定できるようになります。
固定したら振動が強すぎた
ところが完成後に新たな問題が発生しました。しっかり固定したことで、低音の振動がお尻へ直接伝わるようになったのです。運転席下への設置なので当然といえば当然ですが、振動が強すぎて音量を上げにくい状態になってしまいました。低音を強化するために取り付けたのに、振動が気になってボリュームを下げるという本末転倒な状況です。
その時の印象は、
「ドンドン」
という硬い低音でした。
防振材を追加して音を調整
そこで固定部分へ防振材を追加しました。
構造は、
サブウーファー
↓
面ファスナー
↓
防振材
↓
面ファスナー
↓
木製スペーサー
↓
防振材
↓
車体
という構成です。
この変更によって車体へ伝わる余計な振動が減少しました。結果として低音の印象も変化します。
防振前は、
ドンドン
防振後は、
ボンボン
という印象です。
私は体育館でバスケットボールが床ではずむような、やわらかい低音が好みなので、防振後の音の方が気に入っています。音圧感だけを求めるなら固定重視もありですが、音楽を気持ちよく聴くという意味では、防振材を追加して正解でした。
アースポイント探しにも苦労した
最後に悩んだのがアース線の接続です。近くのボルトを利用する方法も考えましたが、本当に良いアースポイントか判断できません。そこでキックパネルを取り外して探したところ、純正のアースポイントを発見しました。

純正ハーネスの近くに用意されていたアースポイントを利用しました。純正アースポイントならメーカーが最初から電装品用として設計している場所です。導通が不明なボルトを探すより安心して使用できます。
まとめ
今回の作業で感じたのは、サブウーファーは機種選び以上に設置方法が重要だということです。
特に軽自動車では、
- シート下スペースの確認
- 後席用エアコンダクトの存在
- 固定方法
- 防振対策
- アースポイント選び
など、実際に取り付けてみないと分からない課題がたくさんあります。
結果として、後席用エアコンダクトを避けながら運転席下へ設置でき、自分好みの「ボンボン」としたやわらかい低音も得られました。同じようにシート下サブウーファーを検討している方の参考になれば幸いです。

