サブウーファーをDIYで取り付けていると、RCAケーブルを接続した瞬間に「ボー」「ブーン」という低い音が鳴ることがあります。自分も以前、同じ経験をしました。そのときは「ちょっと接触が悪いだけかな」と軽く考え、そのまま作業を続けてしまいました。ところが数日後、車のバッテリーが上がり、点検してもらったところオーディオユニットの内部故障まで発覚。最終的にはユニット交換になってしまいました。RCAケーブルを接触させたことが故障の直接的な原因だったとは断定できません。ただ、取り付け時の状況を振り返ると、やってはいけない作業をしていたのは確かです。今回は、自分の失敗談をもとに、「ボー」「ブーン」という音が鳴る原因と、サブウーファーを取り付けるときに気を付けたいポイントを紹介します。
サブウーファーから「ボー」という音が鳴る原因
サブウーファーやアンプから「ボー」「ブーン」という低い音が出る場合、いくつかの原因が考えられます。
- アース(GND)の接続不良
- RCAケーブルや端子の接触不良
- RCAケーブルの断線や不良
- 機器同士の電位差によるノイズ(グランドループ)
- 電源・アース・RCAなどの配線方法や手順の問題
特にアンプやアンプ内蔵サブウーファーでは、電源とアースを正しく接続することが基本です。自分の場合は、この基本を守らないまま作業を進めてしまいました。
バッテリーから直接電源を引いて取り付け
当時、自分はバッテリーから直接電源を引いてサブウーファーを取り付けていました。エンジンルームから電源ケーブルを車内まで引き込み、ヒューズも取り付け。プラス側の配線はすでに終わっていました。ただし、アース線はまだ接続していません。「アースはあとでまとめてやればいいか」と考え、先にRCAケーブルを接続することにしました。今振り返れば、ここで作業を急いだのが失敗でした。
RCAケーブルに触れた瞬間、「ボー」と鳴った
オーディオユニットの電源は入っていませんでした。ところがRCA端子にケーブルを軽く触れさせると、サブウーファーから突然、「ボーーー……」という低い音が出ました。「なんだこれ?」とは思いましたが、そのときは端子の接触不良くらいに考えてしまいました。原因を確認しようとして、RCAケーブルを抜いたり差したり、端子に触れさせたりしているうちに、何度か同じような音が出ました。その後、アースを接続すると普通に音楽が再生できたため、「これで取り付け完了」と判断しました。今なら、ここで作業を止めて原因を確認します。
数日後、突然バッテリーが上がった
異変が起きたのは、それから数日後です。朝、車に乗ろうとするとセルモーターが回りません。完全にバッテリーが上がっていました。バッテリーはまだ新しかったので、「寿命ではなさそうだな」と考え、ディーラーで点検してもらうことにしました。
原因はオーディオユニットの内部故障
点検の結果、原因として判明したのはオーディオユニットの内部故障でした。内部でショートが発生し、車の電源をOFFにしている状態でも電流を消費し続けていたとのことです。そのため、駐車中もバッテリーが放電され続け、数日でバッテリー上がりになっていました。最終的にオーディオユニットは交換。サブウーファーを取り付けただけのつもりが、思わぬ出費になってしまいました。
RCAケーブルを触れさせたことが原因だったのか?
ここは、自分でも気になるところです。結論から言うと、RCAケーブルを接触させたことがオーディオユニット故障の原因だったとは断定できません。ディーラーからも、RCAケーブルの接触が原因だという説明を受けたわけではありません。ただ、取り付け時にはアース未接続の状態でRCAケーブルを何度も触れさせ、そのたびにサブウーファーから異常音が出ていました。アースが正常に接続されていない状態では、機器同士の電位関係が通常とは異なるため、ノイズや予期しない電流が発生する可能性があります。そのため自分は、この作業が故障のきっかけになった可能性はあると考えています。とはいえ、これはあくまで自分の経験からの推測です。原因を特定できない以上、「RCAを触ったから故障した」と決めつけることはできません。
この失敗から、配線の手順を見直した
この一件以来、カーオーディオをDIYで取り付けるときは、以前よりも配線手順を意識するようになりました。
- 作業前にバッテリーのマイナス端子を外す
- アースを確実に接続する
- 配線を確認してから通電する
- 異常な音や挙動があれば、いったん作業を止める
RCAケーブルも、「音が出ないから端子を触って確認してみよう」といった方法ではなく、原因を一つずつ切り分けるようにしています。電源やアースを扱う作業では、分からない状態で手当たり次第に配線を触るより、基本的な手順に戻って確認したほうが安全です。
現在はアンプ内蔵サブウーファーを選ぶようにしている
現在、自分は車両のオーディオ電源(15A)の範囲で使用できるアンプ内蔵サブウーファーを選ぶようにしています。もちろん、大出力のアンプではバッテリーから直接電源を引く必要がある場合もあります。その場合は、電源ケーブルの容量やヒューズ、アースの取り方なども含めて、適切な配線が必要です。メーカーの取扱説明書や配線図を確認し、自分で判断できない部分があるなら、カーオーディオ専門店などに依頼するのも一つの方法だと思います。
まとめ
サブウーファーから「ボー」「ブーン」という低い音が鳴る場合、アース不良やRCAケーブル・端子の接触不良、機器間の電位差など、さまざまな原因が考えられます。自分の場合は、アースを接続していない状態でRCAケーブルを触れさせたところ、サブウーファーから異常音が発生しました。その数日後にはバッテリーが上がり、オーディオユニットの内部故障も判明。最終的にはユニット交換となりました。RCAケーブルを触れさせたことが故障の原因だったかどうかは分かりません。それでも、この経験から学んだのは、異常な音がしたら、そのまま作業を続けないということです。DIYは自分で試行錯誤できるのが面白いところですが、電源やアースを扱う作業では、ちょっとした判断ミスが思わぬトラブルにつながることがあります。サブウーファーを取り付けるときは、配線手順を確認しながら、一つずつ確実に作業してください。
※ オーディオ電源(15A)の範囲で使用できるアンプ内蔵サブウーファーのレビューです。


