現在使用しているドアスピーカー TS-C1730SII のウーファーは特にボーカル再生の満足度が高く、長く愛用しているお気に入りのユニットです。現在はDSPを使用したマルチシステムで運用しており、ウーファーはハイパス80Hz・ローパス5000Hz、ツィーターはハイパス4600Hz、サブウーファーはローパス50Hzに設定しています。一般的なセッティングとは少し異なる部分もありますが、自分の車両特性や実際の試聴結果をもとに調整した結果、この設定に落ち着きました。
carrozzeria(カロッツェリア) TS-C1730SII のウーファー
第一印象はボーカルの聴きやすさ
このスピーカーの最大の魅力はボーカル表現です。音楽を再生して最初に感じたのは、歌声の存在感でした。男性ボーカルは厚みがあり、女性ボーカルは輪郭がはっきりしています。ただ音が前に出るだけではなく、声の質感まで伝わってくるため、ボーカル中心の楽曲との相性が非常に良いと感じています。J-POPやロックはもちろん、アコースティック系の楽曲でも歌声が自然に再生されるため、長時間聴いていても疲れません。
DSP調整との相性が良い
このスピーカーはDSP調整との相性も良いと感じています。クロスオーバーやタイムアライメントを調整した際の変化が分かりやすく、セッティングの追い込みが楽しいスピーカーです。タイムアライメントを適切に調整すると、ボーカルがダッシュボード中央付近に定位し、音場が目の前に広がるような感覚になります。カーオーディオはスピーカー交換だけで劇的に変わるわけではありませんが、DSPによる調整を組み合わせることで性能をさらに引き出せると感じています。
ローパス5000Hzで使用している理由
私の車両は2000Hz〜4000Hz付近が減衰しやすい傾向があります。そのため一般的な設定よりも高めの5000Hzまでドアスピーカーを使用しています。ツィーターは4600Hzから再生させていますが、実際に聴いてみると音のつながりに違和感はありません。むしろ不足しがちな帯域を補うことでボーカルやギターの厚みが増し、音楽全体のバランスが良くなっています。データだけを見ると高めの設定に見えるかもしれませんが、実際の車内環境では非常に自然な仕上がりです。
足元設置だからこそのメリット
ドアスピーカーは足元付近に設置されているため、高域の指向性によって耳に届く高音は減衰しやすくなります。そのため5000Hzまで再生させても高音が強く主張しすぎることはありません。ツィーターの邪魔をする印象もなく、中高域の厚みを補う役割として機能しています。車内で聴いたときの自然さを優先した結果、この設定が最もバランス良く感じられました。
中域重視のサウンドが好印象
現在はハイパス80Hzを設定しているため、重低音の再生はサブウーファーに任せています。その代わり、このスピーカーは中低域から中域にかけての表現力が際立っています。ベースラインの輪郭やギターの厚み、そしてボーカルの存在感がしっかり感じられます。重低音で迫力を演出するタイプというより、音楽そのものを気持ち良く聴かせるタイプのスピーカーという印象です。派手さはありませんが、聴き込むほど良さが分かるサウンドです。
こんな人におすすめ
実際に使用してみて、次のような方には特におすすめできると感じています。
- ボーカル重視で音楽を楽しみたい
- DSPで細かく調整したい
- タイムアライメントを活用したい
- 音場や定位を重視している
- 中域の質感を大切にしたい
- 長時間聴いても疲れにくい音を求めている
まとめ
現在使用しているドアスピーカーは、ボーカル表現の良さが特に印象的なスピーカーです。DSPによるクロスオーバー調整やタイムアライメントとの相性も良く、音場作りを楽しみたい方にも向いています。私の環境ではハイパス80Hz、ローパス5000Hzという少し特殊な設定ですが、2000Hz〜4000Hzの不足を補いながら自然な音のつながりを実現できています。カーオーディオでボーカルの聴きやすさや中域の質感を重視する方なら、満足度の高いスピーカーだと思います。

